郡区分画 群馬県関内上野国図 全

番号 56
名前 郡区分画 群馬県関内上野国図 全
読み ぐんくぶんが ぐんまけんかんないこうずけのくにず ぜん
サイズ(cm) 54.4 x 46.3
彩色 手書 手彩色
作者 長谷川清美
版元 梶山栄吾
作成日(和暦) 明治12年7月
作成日(西暦) 1879年
地域 群馬県
解説 明治12年(1879)、南勢多郡岩神村字向町裏36番地に居住した長谷川清美が編集、前橋堅町の梶山栄吾によって刊行された群馬県管内図である。下記のように、郡制施行以後、府県単位の地図が必要とされ、この時期には府県管内図が次々と刊行される。本図もその1つと考えられる。「今般郡制施行ヨリ邦域ノ躰勢舊ニ異ル者多シ因テ其刺客肯綮ヲ摘戴シ一小摺本トシ衆□ノ袖珍ニ充ツ邦内ノ事物細大洩ス無キカ若キハ嚢ニ本縣一覧表ノ鐫スルアリ全茲ニ?縷スル能ハ寸」とある。群馬県について、「北ハ岩代越後南ハ武蔵東ハ下野西ハ信濃」と四至を、「南方ハ次第行沃田圃萬頃頗ル五穀ニ適ス」と記し、製糸・紡績が盛んであることなどを記載している。17郡の郡別面積と人数を表記、群馬県の総計は17929町4反6畝13歩7厘6毛、566385人とある。 凡例は,「宿驛,村,山,川,村,山,湖沼,温泉,国道一等,国道三等,驛道一等,驛道二等,驛道三等,車道,驛道,裁判所市廰区裁判所,鎮台営所,電信分局,神社,巨刹,名邑,國界,郡界,郡役所,郡區域」である。「表中○印ヲ附スルヲ戸長役場ノ位置ニシ則輪印より輪印ノ間ニ記スルモノヲ聨合町村トス」とあり,郡ごとに郡役場の位置,聨合町村及び戸長役場の位置が記載されている。また,「廣裏,天度,神社,佛宇,名邑,名勝,原野,戦場,国道一等,驛道一等」等が一覧で示されている。さらに、前橋市の市街図である「前橋市外図」が付されている。
要約 明治12年(1879)に刊行された群馬県管内図。郡制施行以後、府県単位の地図が必要とされ、この時期には府県管内図が次々と刊行された。本図もその1つと考えられる。17郡の郡別面積と県内総人数が記載され、郡ごとに郡役場の位置,聨合町村および戸長役場の位置が記されている。
キーワード 府県管内図、明治中期、上野国、前橋
参照 (項目なし)

ページ上部へ