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番号 | 23 |
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名前 | 神奈川港明細大絵図 |
読み | かながわこうめいさいおおえず |
サイズ(cm) | 71.4 x 48.0 |
彩色 | 木版 色刷 |
作者 | 橋本玉蘭斎 |
版元 | 新栄堂 |
作成日(和暦) | 安政己未6年 |
作成日(西暦) | 1859年 |
地域 | 横浜 |
解説 | 本図は横浜開港場を描いた初期の小型鳥瞰図である。「橋本玉蘭斎貞秀画図」とあり、鳥瞰図絵師として知られた橋本玉蘭斎(五雲亭貞秀)の手による。横浜開港場の区画には町並みが描かれておらず、日本人街には町名が道に書き込まれ、外国人居留地には商館、あるいは「同」と記載されているのみである。表紙に付された題せんは、後から付されたものであり、内題はない。しかし、絵図の右上には「神奈川港御貿易場御開地御役屋敷並町々寺院社地ニ至ル迄明細大絵図にあらはす 安政六巳未年」と記されている。図の手前、北には「隠岐様御台場」が誇張して描かれている。また「絵図取次所 下田屋」「桜屋」「松本屋」などの旅籠が、地名と同様に朱塗りの短冊に記載されている。ここから渡船で開港場へ渡る商人などもいた。西には「越前様御陳屋」と記された陣屋が野毛町に描かれている。東にはオランダ・スペイン・イギリス・アメリカ・フランスの順に帆船が描かれる。開港場には「西ハトバ」「東ハトバ」という2つの波止場が描かれ、塀に囲まれた「御運上所」が描かれている。水田が広がる地区の中央には南へ延びる街路があり、町家が並ぶ。その突き当りに高札場が置かれており、左折すると「コウサキマチ」と記した一角があり、「遊女屋」が形成されていたことがわかる。 |
要約 | 本図は横浜開港場を描いた初期の小型鳥瞰図である。「橋本玉蘭斎貞秀画図」とあり、鳥瞰図絵師として知られた橋本玉蘭斎(五雲亭貞秀)の手になる。横浜開港場の区画には町並みが描かれておらず、日本人街には町名が道に書き込まれ、外国人居留地には商館、あるいは同と記載されているのみであり、横浜開港場を描いた鳥瞰図としては初期のものといえよう。 |
キーワード | 橋本玉蘭斎、五雲亭貞秀、鳥瞰図 |
参照 | (項目なし) |